山梨県は我が国のほぼ中央部に位置し、四方を高い山々に囲まれた内陸県である。
この地形的な影響と、歴史上においても中世に新羅三郎義光の子、義信が荘官として甲斐国に土着し、甲斐源氏の基礎をつくった。以後武田氏の滅亡まで、甲斐国は他国の侵略を受けず、長い年月、武田氏の支配が続いた。
この為、他国との人的交流が少なかったことから、地形的なことと共に、名字数も少なく、当然家紋の種類も少ない。
家紋の種類においても武田氏および武田氏に関係した一族の家紋が非常に多い。それは菱紋(割菱、花菱、三階菱)である。この使用割合は我が国では特出している。あとは歴史上関係のあった諏訪神家族の家紋である梶の葉紋が、他県に比して多い。
又、少ない紋は木瓜紋、梅鉢紋、蔦紋、茗荷紋である。
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山梨県の家紋調査姓氏数
総数 10,973姓氏 |
調査姓氏数 |
山梨県中部地方〔甲府市、山梨市他〕 |
4,671姓氏 |
山梨県東部地方〔大月市、都留市、塩山市、富士五湖
地方〕 |
3,215姓氏 |
山梨県西部地方〔韮崎市、南、北、中巨摩郡、東、西八代郡〕 |
3,087姓氏 |
山梨県全県一括 |
10,973姓氏 |
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